川本真琴は揺るがない


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川本真琴のライブに行った。

これで4か5回目。

ライブに行く度に、目の前に川本真琴がいることが不思議でしょうがない。

毎回、中学生の時の自分に「将来お前は川本真琴のライブに行くことになるぞ!」と伝えたい気持ちになる。

郷愁やノスタルジーともちょっと違う上手く言い表せない不思議な感覚。

きっと自分にとって川本真琴は唯一無二の存在で、

そんな存在は川本真琴だけなんだと思う。

だから当時聴いていた曲はほとんど歌わなくても、行き当たりばったりに見えるようなMCを聴いていても、今の収入ではチケット代お高いななんて少し思っても、

あの歌声を聴くと、弾むように歌う姿を見ると、それだけでこみ上げてくるものがある。

全部ゆだねてしまいたくなる。

 

ライブで歌った新曲と思われる曲がとても良く、この先CDが発売されたらたぶん買うだろう。

しかし昔のように擦り切れるほど歌詞カードを見つめるようなことはしないと思う。

何度も何度も曲を聴き返すことも、開催されるたびにライブに行くこともない気がする。

 

 

それでも川本真琴は揺るがない。

 

 

そんなことを600円のミネラルウォーターを抱えて帰る電車の中で考えた。

 

マチネ

「マチネの終わりに」を読みました。

面白かったです。

マチネの終わりに

マチネの終わりに

 

以下ネタバレ含む感想を。

はてなの文章隠す方法わからなくなったのでそのまま。

未読の人、映画を楽しみにしてる人は見ない方がいいかも。

 

 

 

 

 

あらすじは天才音楽家と辣腕ジャーナリストの運命の恋と二人を取り巻くあれやこれや。

平野さんの本を読むのは初めてで、もっと難解なイメージを持っていたけど、思っていたより読みやすかった。

もちろん読めない漢字はたくさんありましたが。

そのもったいつけたような、まどろっこしくもきらびやかな修飾表現がインテリの二人を表すのにぴったりだった。

自分とは縁遠い、頭のいい人たちはきっとこんなことを考えながら生きているんだろうなと素直に思えた。

 

物語の中で二人は何度もすれ違います。

事前に「後半はアンジャッシュだよ」と聞いていたので、そのすれ違いっぷりにちょっと笑ってしまった。

見ても聴いてもいないので憶測ですが、たぶん往年のドラマ「君の名は」はこんな感じなんでしょうね。

すれ違いに次ぐすれ違い。すれ違いの連続。

それを通信技術の発達した現代でやるのは大変だったと思う。

まず距離を隔てる。

舞台は日本、フランス、イラクアメリカと世界中。おいそれと会いにいけない。

次にそれぞれが置かれている立場での心境の変化。

楽家として壁にぶち当たったり、イラクでテロに巻き込まれそうになったり。お互いに相手をおもんばかる思慮深さ。キャリアや年齢によるところも大きいのかもしれない。

そして物語のキーマンとなるマネージャー、フィアンセなど第三者の存在。

タイミングよく、いや悪く恩師が急病になったり、イラクの友人が亡命してきたり。

それらが絡まり合って、二人がすれ違っていく。

今の世の中じゃ愛する二人がすれ違い続けるためにはこれだけの設定が必要で、きっとミステリーのトリックを考えるように計算して書いたんだと思う。

アンジャッシュもそんな風に緻密にコントを作っているのかもしれない。

そのトリックの種明かし部分はちょっと雑だったか。でも良心の呵責に耐えかねて罪を吐露するのはリアルだと思った。

 

あとヒロインの洋子さんは父が旧ユーゴ出身の映画監督で母は長崎の被爆経験者、自分は戦地を取材するジャーナリスト、夫はリーマン・ショックの原因を作った経済学者って、いろいろ乗っかりすぎだと思う。

 

二人は紆余曲折を経て感動の再会を果たす。

そこで物語は終わるんだけど、まあスマートでオシャレ。

 

この小説が高評価を得ているということは、多くの人がこんな劇的な出会いを求めているということか、はたまた過去を振り返り「あの時ああしていれば…」なんて考えているのか。

いずれにせよ、好きな人がいるのに別の相手と結婚して子供まで作っておいて、やっぱりあの人が忘れられない!なんて恋愛が、

大人の恋愛だというのなら、大人には一生なれないと思った。

 

映画のキャストは福山雅治石田ゆり子で申し分ない。

でも僕の脳内キャストは葉加瀬太郎安藤優子、もしくは阿部知代だったので、それを超えられるかどうか。

 

 

これだけ感想が出てくるのだから、きっといい小説。

 

 

 

 

飲み会

カーボーイの飲み会にお呼ばれして参加しました。

けっこうな大人数で半数くらいの方が初対面というあまり経験したことのない状況に少し怖じ気づいてました。

初対面の人と話をすることがここ一年以上なかったこともその要因。

まあ終わってみればとても楽しかったのですが。

 

明るい人、おとなしい人、同じリスナーでもいろんな人がいるなと、

当たり前のことを改めて感じました。

初対面の人ともなんとか話が出来るようになったのは大人になったからなのか。お酒の力なのか。

大人数のため軽くしか話が聞けなかったのは残念なところ。でもたくさんの人に会えたのは貴重なので痛し痒し。

皆さんのラジオネームの由来とか聞きたかったな。

 

リスナーさんとはじめて会ったのはたぶん7、8年前でまだ20代。

今思えば若い。でも当時はもうけっこうな年齢だと思ってた。

きっとこんなことをずっと考えて老いていくんだと思う。

 

今回集まったリスナーさんは割と年齢層が高く、既婚者も多くてみんなしっかりした社会人だった。

これはカーボーイがそれだけ長く続いてる証拠だと30代半ばのフリーターおじさんは思い、自分の行く末を案じてクラッとしてましたよ。

 

番組に、皆さんに感謝して、最近ぬるっと聴いてたとこあるのでじっくり聴いて、

願わくは投稿も頑張ろうと帰りの電車の中までは考えていたんですけどね。

帰りの電車までだった。

 

最近お会いしてないリスナーさんにも会いたい。

いつかミセスチルドレン改めタキシードは風に舞うさんにも会いたい。

言い続ければ実現すると信じてる。

 

 

しーたんの由来が判明してうれしーたん。

 

スタンプ

爆笑問題のLINEスタンプが発売された。

ラインナップを見てみると汎用性が高い反面、前回とかぶるセリフもあり物足りなさを感じる。

「…クッション?」

「エキセントリックサンチェーン!」

「俺とキョンキョンテトロポリキョン星人だからオナニーしない!!」

など、これぞ爆笑問題!というスタンプがあれば真っ先に購入していたと思う。

ただそんなスタンプばかりでは全国のコアな爆笑問題ファン200人くらいしか買わないだろうし、買ってもほぼ使い道がないから、今回のスタンプで正解だと思う。

「じゃにー(真顔で手をキツネにして)」

は第3弾に期待したい。

あと「未来はいつもおもしろい」も。

 

追記

試しに音を出してみたらけっこう楽しかった。

全力の太田さんとやる気なさそうな田中さん。

https://store.line.me/stickershop/product/11771/ja

インスタはじめました

ひさしぶりすぎてなにを書いていいのかわからない。

そもそも書きたいこともない。

改めて自分にはなんにもないなーと思う。

投稿する意欲も能力もなんにもない。

あと他人と全然しゃべってない。

 

最近はただただ穏やかな日々を過ごしている。

それはそれでいいことだけど、将来的なことを考えるとあまり好ましくない。

仕事とか仕事とか仕事とか。あと仕事とか。

笑って生きていきたいな。

 

何度目かのツイッターめんどくさい期に突入。

これはあれだね、学生の時、自慰行為後の自己嫌悪がピークに達した際に、 

「俺、このままじゃダメになる!」

なんて考えて持っていたエッチな本を森に捨てに行く時の気持ちと一緒。

同じような経験を持つ諸兄はその結果どうなるかはよくご存じでしょう。

このままじゃダメになる!じゃなくて、

もうすでにお前はダメなんだよ!と気づくのは大人になってから。

そんなロードオブザエロ本、エロ本物語を経て、少年は思春期に大人に変わるって誰かが言っていた気がする。言ってない気もする。

 

ツイッターはそこでしか連絡が取れない人、連絡を取りたい人がいるからやめたくはない。

かといって一日に何度も見ちゃうのもいいかげん嫌になる。

そこではじめましたインスタグラム。

ツイッターにあげていた画像をそっちに移行してみようと思う。

誰もいないネットの大海原で、友達になれそうな人間がほとんどいないであろう場所で、ひとりぽつんとつまらない画像を放り投げるのも一興かと。

 

さびしくなったらまた元通り。

近いうちにきっとそうなる。

保守的思考

アメコミ系の映画があまり楽しめない。

それは日本の漫画と比べてしまうから。

このシーンは○○みたいだなとか、

この設定は○○と似ているなとか、

このキャラまんま○○じゃん!とか。

 

これはアメコミよりも日本の漫画の方がおもしろいんだ!

と決めつけているために生じるものだと最近気がついた。

自分の中にこんな保守的な考えがあったことに少し驚く。

 

その是非は別にして、いったんそんな考えを取っ払って映画を見た方が、より映画を楽しめることは明白なので、

他のものと比べることなく、ただただ見たものを見たまま、

おもしろいかおもしろくないか、好きか嫌いかだけで映画を見ていきたい。

 

映画に限らずテレビもラジオも本もなんでも。

なにかを誉めるために他のものをけなすことはしたくない。