上半期よかった映画
2016年上半期に観た映画57本(ほとんどレンタルDVD)。
好きな作品ベスト3。
第3位:ばしゃ馬さんとビッグマウス
仕事中も飲み会でも常に書いてるけれどいつも一次選考で落選する女性と、口だけは達者で言い訳ばかり、一向に書こうとしない青年が脚本家を目指す話。
ラブストーリーでもサクセスストーリーでもない、いわゆる持っていない側の話。身につまされるというか現実を突きつけられる。
中でも麻生さんと元彼の岡田義徳さんのラブシーンが、情けなくて生々しくて共感しすぎて恥ずかしくて、ぐわっとくる。ぐわって。
ラストはまったく違うんだけど、どこかキッズリターンのラストと重なって見えた。物悲せつな寂し明るい。
一度でも創作を志した、したことがある、今もしている人に見てもらいたい。
そんなことよりなにより麻生久美子かわいいで十分見て損はないはず!
第2位:ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅
副題いらないな。
実家あるある。いやないないだけど。
家族(親族含む)って、煩わしくて面倒くさくて会えばイライラしてどうしようもなく厄介なんだけど、それでもやっぱり心の底では幸せを願わずにいられない。
そんな感情が溢れ出んばかりに描かれている。
見終わった後、自分はこの主人公のように行動できるのか、と鑑みること請け合い。
お気に入りのシーンは母親(おばあちゃん)の運転で家族4人が移動するとこ。
笑いもちょうど心地よい。
大自然、時間が止まったような街と人。アメリカの田舎が好き。見る分には。
第1位:福福荘の福ちゃん
全編コント。
場面場面がコントで全部おもしろい。
そんな映画まあない。最初の場面から「あ好きだ」と思ってそれが最後まで続く。
たしかタマフルで高橋さんが救済の物語と話していた。
その通り救いの話。大島さん演じる福ちゃんにより周りの人たちが少しずつ幸せになっていく。世知辛い世の中で生きにくい人たちがなんとか生きている。それをあたたかく見つめる福ちゃん。大島さんの生い立ちも重ねて見たのでよけい強い思いを感じた。
2度目見たらどうなるかわからないけどね〜。