3D STAND BY ME ドラえもん

9月3日はドラえもんの誕生日ということで、3D STAND BY ME ドラえもんを観た感想を。


まず映画本編の前に「ドラ泣き」という宣伝文句に辟易、なぜCGにするのか?を考えて、なんだかなぁ〜と思っていましたし、それは映画を観た後でも変わらない。
ドラえもんの主題はそこじゃないだろと。
まあ作っている人たちはそんなこと百も承知なんでしょうけどね。でも大人の事情でそういうプロモーションをしているんでしょうね。そう思いたい。
実際にドラ泣きというフレーズがなければ映画を観ていないかもしれないし。


内容に関しては、まあそりゃ感動しますよ。ドラ泣きですよ。
僕はのび太の結婚前夜を見たことがないにわかのドラえもん好きなので、結婚前夜部分はわりと新鮮に観られました。
ただ帰ってきたドラえもんに関しては...。
これはテルマさんが三丁目の夕日を見たときに「説明がすぎる」という感想を書いていたブログを見たことが大きいと思うのですが、
まあ説明セリフが気になる。そして感動させようさせようという、これでもかという過剰な演出?映像?とにかくその連続に興ざめ。感動するけど興ざめでした。
あとは複数の話を一本の映画にするためにはしかたないとは思いますが、なんでもかんでも辻褄あわせりゃいいってもんじゃないよという話で、新魔界大冒険で感じた違和感を思い出しました。


よかったところはタケコプターで飛ぶところ。爽快。もういっそずっと飛んでてくれたらよかったのにと思ったとか思わなかったとか。


それとCGが滑らかすぎてラブドール感がはんぱなかった。



主に批判的な意見をつらつらと書き連ねましたが、少しでも気になった人には観に行ってほしい。
できれば子供たちと一緒に。子供と一緒に見たらきっと違う感想になると思う。もうすこし純粋に観られる気がする。
それに、こんなに感動させようとすればいくらでも感動させられる話を、さらっと押し付けがましくなく描いてしまうF先生の偉大さをあらためて感じることができるから。



この映画をみて、天国のF先生が泣いています!とか言う人が一番嫌い。