漫才台本

去年も載せたので今年も漫才の台本を載せたいと思います。
今年は時事漫才からはそうそうに逃げました。元々殺したやら死んでるの部分のボケは浮かんでいたのでそこからなんとかかんとか広げて。
まずは最初にノートに書いたメモから一応の形にしたものを。

「はい、どうもこんばんは〜」

「いや〜今年ももうすぐ終わりますね〜」
「そうだね。でもこの時期になると毎年ものすごい彼女が欲しくなるよね」
「まあたしかに、寒くて人肌恋しい季節ですからね」
「でも全然モテないんだよね。いったい今ってどんな男がモテるんですかね〜?」
「う〜ん今年で言うと、やっぱりワールドカップで活躍した本田だろうね」
「ああ、本田医師ね」
「違うよ。なんで王理恵に婚約解消された本田医師が出てくるんだよ。ワールドカップって言ってるんだから、サッカー日本代表の本田圭祐に決まってるだろ」
「ああ、そっちの方ね。でもな〜俺、今からじゃ無回転シュートも打てないし、医師免許も取れないし、そばを汚くすすることも出来ないからな〜。なにか彼女が出来るいい方法ないかな〜」
「後半二つは完全に本田医師のことだけどね。まあそれはおいといて、やっぱり女の子にモテるといったら、ギャップのある男ですよ」
「例えば?」
「普段は全然だらしないんだけどいざという時に頼りになるとか、逆に普段はビッチリきめてるんだけど二人でいる時は甘えてくるとか」
「ああ〜そういうことね。じゃ、じゃあこれは?」
「どれどれ」
「普段はものすごくいかつくて、今にも人を殺しそうな顔なんだけど」
「うんうん」
「・・・実は、すでに3人殺している」
「駄目だよ!全然ギャップないだろそれ。やっぱり、としか思えないよ」
「そうかな〜。じゃあこれは?普段はひ弱でおとなしくて今にも死んじゃいそうなんだけど」
「うん」
「・・・実は、3年前に死んでいた。きゃ〜ミステリアス〜〜。フゥ〜〜!」
「違うだろ!さっきとパターン一緒だし。死ぬとか殺すとかこっわい!あと『ミステリアス〜〜フゥ〜〜』じゃ、ねえよ!もっと逆の方向にギャップがないと」
「じゃあこういうことだ。一見するとおじさんなんだけど、実は・・・おばさん」
「いやそういう人たまにいるけど。全然違うよ」
「なら、これは?見た目は完全に鳥なんだけど、空を飛べない・・・ペンギン」
「いやいや、ギャップどころか人じゃなくなっちゃったよ」
「ガイドブックでは素敵なところだな〜って思ってたのに行ってみたらたいしたことない、観光地とか?」
マーライオンかな〜?札幌時計台かもね〜」
「一回も来たことない場所なのに、なんか昔来たことある気がする!」
「デジャブ!」
「じゃあ、パッと見は壷なんだけど、ちょっと見方を変えると・・・なんと向かい合う人の顔に見える絵だ!」
「それは、誰もが一度は見たことがある錯覚っていうかだまし絵的なやつだろ!全然関係ねえよ!そんなギャップがなにかもわからないやつは、一生モテないよ!」
「そこまで言うことないだろ。・・・でもまあお前の言う通りかもね。なんかごめん、ギャップの話をしていたら俺たち二人のギャップが広がっちゃったな」
「全然上手くねえよ!いいかげんにしろ!」

「どうもありがとうございました」

次にカーボーイに送った清書です。

はい、どうもこんばんは〜」

「いや〜今年ももうすぐ終わりますね」
「そうだね〜。今年も全然モテなかったな〜。いったい今ってどんな男がモテるんですかね?」
「う〜ん今年で言うと、やっぱりワールドカップで活躍した本田かな」
「ああ、本田医師ね」
「違うよ!なんで王理恵に婚約解消された本田医師が出てくるんだよ。ワールドカップって言ってるんだから、サッカー日本代表の本田圭祐に決まってるだろ」
「ああ、そっちの本田ね。でもな〜俺、今からじゃ無回転シュートも打てないし、医師免許も取れないし、そばを汚くすすることも出来ないからな〜。なにか彼女が出来るいい方法ないかな〜」
「後半二つは完全に本田医師のことだけどね。まあそれはおいといて、やっぱり女の子にモテるといったら、ギャップのある男ですよ」
「例えば?」
「例えば、普段は全然だらしないんだけどいざという時に頼りになるとか、逆に普段はクールにきめてるんだけど二人でいる時は甘えてくるとか」
「ああ〜そういうことね。じゃあこれは?」
「どれどれ」
「普段はものすごくいかつくて、今にも人を殺しそうな顔なんだけど」
「うんうん」
「・・・実は、すでに3人殺している」
「駄目だよ!全然ギャップないだろそれ。やっぱり、としか思えないよ」
「そうかな〜。じゃあこれは?普段はひ弱でおとなしくて今にも死んじゃいそうなんだけど」
「うん」
「・・・実は、3年前に死んでいた」
「それも駄目だよ!さっきとパターン一緒だし。あと死ぬとか殺すとかこっわい!もっと逆の方向にギャップがないと」
「じゃあこういうことだ。一見するとおじさんなんだけど実は・・・おばさん」
「いやそういう人たまにいるけど。全然違うよ!」
「それじゃあ、笑いながら怒る人?」
「それは竹中直人だろ」
「なら、これは?見た目は完全に鳥なんだけど、空を飛べない・・・ペンギン」
「いやいや、ギャップどころか人じゃなくなっちゃってるし」
「ガイドブックでは素敵なところだな〜って思ってたのに行ってみたらがっかりする、観光地とか?」
「そうそうそうマーライオンとかね。写真では綺麗だったのに実物はたいしたことないな〜なんつって。って馬鹿!」
「あれ?ここ一回も来たことない場所なのに、なんか昔来たことある気がする!」
「デジャブ!それはデジャヴ!」
「パッと見は壷の絵なんだけど、ちょっとだけ見方を変えると・・・なんと、人の顔が向かい合ってるように見える絵だ!」
「それは、教科書とかに載ってるだまし絵的なやつだろ!全然ギャップ関係ねえよ!」

「そうか〜。ギャップって難しいな」
「お前はそれ以前の問題だけどな。そんなやつは、一生モテないよ!」
「そうかもしれないな。・・・なんかごめん、ギャップの話をしてたら俺たち二人の間のギャップを広げちゃったな」
「全然上手くねえよ!いいかげんにしろ!」

「どうもありがとうございました」


何度も見直してはマイナーチェンジを繰返しこの形になりました。
去年の反省を生かし短くしたので全部を読んでもらえました。
これには爆笑問題はもちろん、さまぁ〜ずブラマヨ、オードリー、ハライチetcの今まで見て来た面白い漫才・コントの要素が入っていると思います。言ってみればパクリです。もしかしたら誰かやったネタをそのまま使っちゃってるかもしれません。だとしたらごめんなさい。
これを見ながら放送を聴くと太田さんの読みの凄さが実感出来ると思います。僕は聴いていて「あ〜ここはそう言うんだ〜」と驚嘆していました。
そしてお二人に褒めていただいている部分を何度も繰返し聴いています(笑)