のはなしさん

まずは、購入せずに図書館で借りてすいません、っと。


伊集院光さんのエッセイ3冊目です。「のはなしに」はまだ読んでいないので自分の中では2冊目。
あいかわらずのおもしろさ。読みやすくわかりやすく平易な文章で書かれていて、なおかつ内容が多岐に渡りとても奥深い。ウルっとする話、心あたたまる話、ぞくっとする話もあります。
ラジオで話していた内容と重なるお話もあり、「あれ?この話知ってる!」と思い、伊集院さんの言葉を借りるなら、頭がユワンユワンになることもしばしば。


放送作家の高橋洋二さんの著書を読んだ時も思ったのですが、尽きることのない好奇心と行動力によって経験したエピソードを事細かに記憶し、誰にでもわかるように簡単な言葉で伝えているのは、ラジオの人ならではなんだろうなと思いました。
さらに伊集院さんは深夜の馬鹿力では虚実ないまぜにして広げに広げてつまみ食いしつつトークしています。


タイトルが「あ」から「ん」の頭文字ではじまるエッセイが全部で85話。中でも奥様の話が一番多い印象。これは伊集院さんが奥さんに書いたラブレターなんじゃないか?と思うくらい伊集院さんは奥様のことが好きなんだなと感じました。素敵な夫婦だ。


もしかしたらテレビの伊集院さんからこの「のはなし」を知って、のちにラジオに続いていくのが、もっとも伊集院光を堪能できて正しい道なのかもしれないとも思いました。そういうひとがうらやましい。


まだ読んでいない人は立ち読みでもなんでも、ぜひ最初の「愛だの恋だの」の話だけでも読んでみてください。
惚れちゃいますよ。

のはなしさん

のはなしさん


これが自分の表現の限界。ち陳腐いぷ〜い。お恥ずかしいかぎり。