星の王子さま

サン=テグジュペリ 訳 菅啓次郎。

誰もが一度はこのタイトルを耳にしたことがあるとても有名なお話。
砂漠に不時着した飛行士である主人公の「ぼく」とそこに突然現れた「王子」の物語。


とにかくすごくてびっくりでした。なにがどうすごくてびっくりしたのかは上手く書き表せないのですが、もう胸いっぱいであったかい気持ちになりました。そりゃ全世界で読み続けられるわ、と。
もっとはやくに小学生のうちに読んでおきたかった。そしてこの先何度も読み返したいと思いました。
新訳で読んだので、オリジナル訳もいつかは。


純粋でまっすぐな王子を見ていると、自分のさもしさにハッとさせられます。
日々に、時間に、数字に追われている人たち(いわゆる大人?)に、ぜひ一度読んでみてもらいたいです。



「大切なことって、目には見えない」



この言葉は本文の中に出てくる一節ですが、「大切なことって目には見えない」って大切なことを、僕の目に見せてくれた、とてもすてきな物語でした。



すこしでも、こうありたい。

星の王子さま (角川文庫)

星の王子さま (角川文庫)