オカマだけどOLやってます。完全版
2013年最初の一冊は火曜ann0でおなじみの能町みね子さんのエッセイ。
展示会を行っているBarで似顔絵を描いてもらいたく購入。
能町さんの女性になるまでの、いやタイで手術をするまでの、芽生えから葛藤、そして告白を赤裸々に綴った一冊。
といったらなんか重い内容なのかと感じるかもしれませんが、まったくそんなことはなく、とにかく自然体。
当たり前のこととして受け止めて当然のように受けいれて、普通に日常をすごしている。
それがちょっと楽しそうですらあるのは、能町さんの文章のすごさなんだろうと、恐れ多くも思ってしまいました。
能町さんは普段ラジオ等で自分は根暗だとおっしゃっていますが、この本にかぎって言えば(いやツイッターみてもそうじゃないか)、とても社交的。かつ好奇心旺盛。根暗かもしれないけれどとてもそうは思えない。
登場人物がいっぱいですもん。
もし自分の日常をエッセイにしても登場人物片手であまりますもんね。
ホントの根暗っていうのは、こういう人間のことを言うんですよ。
実際に拝見した能町さんはとてもかわいらしい少年っぽい方でした。
うわっ!ラジオで聴いた声だ!!って終始思っていました。
このエッセイを読むとタイでの顛末を書いたという「たのしいせいてんかんツアー」も読みたくなること受け合いです。
- 作者: 能町みね子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2009/08/04
- メディア: 文庫
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今年は何冊の本を読めるかな〜。